あなたはTOEICの勉強をされていますか?
私は英語の発信をしていることもあって
「TOEICのスコアを上げたいが
どんな勉強方法が良いのか?」
なんてご相談をよく受けます。
というのも、
ネット上ではTOEICについて
「1か月でスコアが○点アップ」
「2か月で初心者がゼロから600点ゲット!」
「3か月で900突破!」
のように、過剰な表現の広告が
見受けられるのですが、結果が
伴わないものが多いんですね。
それはなぜかと言うと、
・1日の学習時間は8~10時間
・超分厚い参考書を読破しないといけない
・TOEIC用の単語帳の語彙をすべて暗記しなくてはならない
などといったように、
仕事、育児、介護などで忙しい方にとって
実現困難なものばかりだからです。
そこで本日は、
「最短でTOEICスコアアップを図れる勉強法・コツとは一体何か?」
というテーマでお話したいと思います。
忙しくて、1日10時間も学習時間が取れないよ、という方向けに、
どのようにTOEICの勉強を進めればよいのか
「戦略」をお話したいと思います。
この「戦略」を取れば、
・やることが非常にシンプルになる
・シンプルになることで学習に迷いがなくなる
・スコアアップに直結した学習に特化できる
ことから、無駄なく最短でTOEICスコアアップを
図ることができます。
スコア的には、800オーバーまでは
本記事の手法のみでいけます。
私は学生時代400点代でしたが、
社会人になってから本気になって取り組んで、
1年でAランクである860を突破できました。
なので、あなたのTOEIC攻略のお役に立てる
勉強法・コツについての説明になりますので
是非、読んでみてくださいね!
【本記事の解説動画です】
TOEICはあくまで「試験」なので事前に対策できる
TOEICはマークシート形式の筆記試験です。
「試験」である以上、出題者がいるわけです。
そして、出題者がいる以上、毎回の試験には、
傾向があり、その対策も可能ということです。
つまり、出題者の意図を把握できれば、
解答も容易になってきます。
では、出題者の意図を把握するには
どうしたらよいでしょうか?
過去問で出題者の意図を読み取る
出題者の意図を知るには、
「過去問」が一番です。
大学受験や国家資格試験においては、
「過去問」が広く販売されています。
例えば、難関大学の受験では、
過去問対策が必須となっており、
過去問を収録した「赤本」が毎年売れているわけです。
あるポッドキャストで話されていたのですが、
偏差値40しかなかった高校生が「赤本」をやり込んで
3か月で早稲田大学に現役合格したというエピソードがありました。
また映画化もされた
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
という書籍がありますが、過去問の重要性について次のように述べられています。
———
「過去問」とは、過去に実際に出題されたテスト問題のことですが、
例えば、1年前、2年前の2回分の過去の問題をやれば、今年もほとんど
同じ問題が出ていることがわかったりします。
少なくとも、「何が重要か」を知ることができ、効率的に
学習を進められるようになります。
———
慶應大学の試験まで最後の1か月という時期には、
徹底して過去問演習をしたとの記載もあります。
また、私も過去、合格率数%の国家資格に挑んだ時も
スクールの講師から
「過去問10年分をやってください」
と言われた記憶があります。
それで、古本屋などで探し回って
過去問を10年分集めて
それを何度も飽きるまでやった結果、
合格ラインを楽々クリアできたんです。
それだけ過去問演習というのは、
非常に価値の高い学習方法なのです。
TOEICには過去問はないので代用の問題集を使う
ただ、残念ながら、TOEICには過去問がありません。
その代わり、公式問題集が販売されています。
実は、国際ビジネスコミュニケーション協会が出版する公式問題集は、
アメリカのETS(Educational Testing Service)が本番のテストと
まったく同じプロセスで制作しているので、本番の備えとしては最適です。
TOEICは、この公式問題集で短期間での
スコアアップを狙うことができます。
なぜなら、公式問題集には「これだけはマスターしてほしい」という
出題者側の意図が込められているからです。
TOEIC公式問題集の取り組み方
繰り返しが重要
TOEIC公式問題集に取り組む際は、
理想は本番と同じように時間を図ってと
言いたいところですが、
忙しいビジネスパーソン等からすると困難な話です。
ですので、少しずつでもいいので、
時間があれば、ひたすら問題を解いていきます。
公式問題集1冊には2回分のテストがありますので、
新しく発売されたバージョンから何冊か購入します。
何度も何度も繰り返してやることが重要でして、
あまり多く買いすぎると消化不良になりますので、
2~3冊程度に絞ってもよいでしょう。
問題は1回解いて終わりではなくて、
むしろ、1サイクル回してからが勉強の始まりです。
同じ問題を何度も解いていくことで、
問題のパターンを体にしみ込ませていくことができます。
すなわち、出題者の意図、すなわち、
ここはマスターしておくべし、という点を
把握できるようになるということです。
問題演習を繰り返す際のコツ
問題演習を漫然と繰り返しているだけでは、
実はスコアアップにはつながりません。
なぜなら、TOEICは、たとえ正解だったとしても、
理屈をしっかり理解できていないままで
正解となってしまうケースがたくさんあるからです。
そもそも、4択で、ヤマ勘で当たることもあります。
「なんとなく」とか、感覚で正解になっていても
本番では同じパターンの問題で不正解になる
可能性があります。
なので、
・なぜ、その選択肢が正解だと言えるのか
・なぜ、選ばなかった選択肢は正解ではないと言えるのか
を常に言える自分を作っておく必要があります。
問題を解いた後の正答率は問題ではなく、
間違っていた問題についてはもちろん、
正解だった問題についても、
正解を導くまでのプロセスを人に説明できるレベルまで
深堀りしておくことが重要なコツです。
公式問題集以外には手を出さない
1日の学習時間をひねり出すのに大変な状況な中、
公式問題集以外には手を出さない方が得策です。
冒頭で「戦略」と申し上げましたが、
「戦を略す」、すなわち、大事なのは
やらなくて良い戦いを省略するということです。
目的に対してやるべきことに優先順位をつけ、
必要となるもの以外は「一切捨てる」
という考え方です。
(「エッセンシャル思考」とも言います。)
つまり、ここでは、
スコアアップに紐づく公式問題集の演習以外は
一切やらないと決めることです。
もちろん、公式問題集の解説を読んでも理解できない場合、
TOEIC用の参考書、文法書などを
辞書のように活用するのは問題ありません。
なお、中学レベルの文法や単語が
あやふやだ、全く分からない、という場合は、
基礎固めを優先しなくてはなりませんので
ご留意ください。
(詳細はこちらの記事をご参照ください)
【まとめ】公式問題集を10サイクルやってスコアアップを
大学受験などで、ある程度、
英語は勉強してきたという方であれば、
公式問題集1冊(2回分)をやり込めば
600点は超えられます。
私は4冊やり込みました。
(その4冊に出てくる単語で分からないものは
自作の単語帳を作って暗記しました。
(なので単語帳は買っていません))
では、どれくらいやり込めばよいかと言うと、
10サイクルはやりたいところです。
5サイクルくらいでほとんど間違えはなくなりますが、
TOEICはスピード勝負のところがあります。
なので、時間をかければ解けるのに、
時間が足りないがゆえに
最後まで解答し切れないという問題が生じます。
(特にパート7とか「塗り絵」状態になりやすい)
なので、体にしみ込ませる思いで
10サイクルはこなし、正確、かつ、早く解けるようにし、
最短でスコアアップしていきましょう!
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