英語の発音練習は舌や口を使わず「○」でやる?発音矯正ならこの本がおすすめ!


「Rの発音のとき、どう見ても巻き舌じゃないよなぁ~」

 

これは、ある教材で、ネイティブが発音している場面を見て思った感想です。

 

その教材では、ネイティブがカメラの前で、

さまざまな英文を読み上げていて、

それを見ながらリスニング力を強化するという

トレーニングがありました。

 

でも、アップにされたネイティブの顔を見ながら

口や舌の動きを見ても、

従前の英語の発音練習で学んできたような

動きになっていない、と思ったんですね。

 

そもそも、舌をそんなに動かしていない(ように、私には見えます)。

 

 

例えば、冒頭の”R”の話ですが、

いちいち巻き舌にしてなさそうです。

 

他にも、”apple”、”cat”などの「ア」については、

「口を広めに開けて、唇を左右に思い切って

引っぱり「ア」と「エ」を同時に言う感じで」

という説明がなされているところもあるのですが、

 

動画を見ていても、

口は広めに開けてないですし、

唇を左右に思い切って引っ張ってないです。

 

更に言うと、”father”、”march”などの「ア」は、

「日本語の「ア」よりも口を大きく開け、強めに長く」

と説明がなされているところもあるのですが、

少なくとも、日本語の「ア」よりも

口を大きく開けてはいないです。

 

このように素朴に思ったことはないでしょうか?

 

 

実際のところ、

「口は大きく動かさない方が発音がうまくいきます」

 

口の形で練習し、舌の動きを意識した練習を積んで

正しい発音になったはずなのに、

実際の英会話レッスンとか現場では、

中々、相手に通じにくい、

このような経験はないでしょうか。

 

 

これまで、発音と言えば、

口や舌の動きを意識した練習が主流でした。

 

しかし、ネイティブが発音の際

メインで使っているのは

実は「喉」であることに着目し、

そのトレーニングを実践し、発音をマスターする方法が

今、広まってきています。

 

「えっ?喉?」

と思われるかもしれません。

 

でも、「喉」を使った発声練習をすることで、

劇的に発音を改善することができるんです。

 

 

そこで、今日は、この「喉」を使った発音練習について、

具体的なポイントを説明して参ります。

 

英語ネイティブがしている喉発音を練習することで

短期間で英語ネイティブと同じ発音が身につき、

さらに、その効果により、英語を聞き取る力も

アップするという優れたトレーニングです。

 

1日20分の練習

ネイティブ発音を手に入れる方法ですので、

やらない理由はありません。

 

ですので、最後まで是非読んでみてくださいね!

 

喉発音で英語ネイティブを目指す

 

喉発音を体験してみよう

 

日本語では、声を出すのに頼りにするのは舌や唇です。

 

ですので、英語の発音練習も

「口の筋肉のトレーニング」だと

思いがちです。

 

でも、英語発音に最も大切なのは「喉」です。

 

日本人は音の90%を口で響かせ、喉の響きは10%、

英語ネイティブは音の90%を喉で響かせ、口の響きは10%なんです。

 

ですので、英語ネイティブが

英語を話す時は、

首のつけ根から口までの部分が

長い楽器のようになります

 

喉の楽器のように扱うので、

英語の声には「立体感」が出るのです。

 

この長い楽器の全体が響くように

英語を発音してみましょう。

 

 

では、自分が喉発音が出来ているのか

どのように確認すればよいか?

 

それは「息を吸いながらしゃべれるか?」

で判断できます。

 

息を吸いながらでは口発音は不可能なので、

発音が自然に喉発音になります。

 

試しに息を吸いながら、

「おはようございます」

と言ってみましょう。

 

これが成功すれば

喉発音を体験したことになります。

 

コツとしては、ダラーンと

喉をリラックスさせることです。

 

自分の喉を響きの良い楽器に変えるコツ

 

喉は筋肉の壁でできていますが、

緊張していると筋肉が固くなり、

音がうまく響かなくなります。

 

(拍手のとき、手のひらに力が入ると

音が響かなくなりますが、これと同じ原理です)

 

このため、英語ネイティブのように

音を楽器のごとく響かせるには、

「リラックス」が必要です。

 

 

リラックスは、どうやるのか?

 

まず、先ほども申し上げた通り、

ダラーンと喉に力が入らないようにします。

 

また、喉に合わせ、顔にも力を入れないようにします。

 

具体的には、顔はボケーっとした感じで、

口や舌にも力を入れず脱力した状態(唇は開いたまま)です。

※ 誇張して言うと「何もやる気がありませ~ん」

みたいなダラッとした感じで英語を話すイメージです。

 

姿勢としては、肩をうしろ方向に少し張り

背中を少しだけのけ反らせると、

喉をリラックスさせやすくなります。

 

喉発音練習の際に注意すべきこととは

 

日本語は口の中をメインに発音するので、

音の出発点が当然「口」です。

 

一方で、英語ネイティブが英語を話す時は、

必ず「喉」の奥が出発点となり、

話し終わるとまた起点が喉に戻ります

 

そして、喉から発音する場合に注意すべきことは

息が音と一緒に流れるような感じにして

自然に息を出し続けるということです。

 

試しに、CNNなどのニュースを注意深く見てみると、

キャスターが話すとき、息継ぎの音が大きく聞こえるはずです。

(注意して見ないと気づけない点です)

 

その息継ぎの後は、吸った息が

音と一緒に流れ出てくる感じなんですね。

 

 

【まとめ】「喉発音」をマスターするための本はズバリ「英語喉」

 

今までの発音練習とは「全く異なる」コンセプトで

練習するもので、最初は違和感を覚えるかもしれませんが、

慣れると、喉発音の方が心地よくなってきます。

 

 

どちらかと言うと、「発音」というより、

「発声」練習に近いものがあります。

 

喉を使った発声練習と思ってもらえば

誰にでも簡単に取り組めるとご理解いただけると思います。

 

もちろん、従前の発音のトレーニングが

無駄だと申しているわけではありません。

 

ひとつひとつの発音練習により

実際に発音が良くなる面も否定できません。

 

ただ、口や舌を使った従前のトレーニングは、

喉発音が土台になければ効果は薄くなります。

 

「喉」を意識し、喉発音のトレーニングを実践するだけで、

短期間にネイティブのような発音が手に入るのですから、

まずは英語喉を作ることに注力した方がオトクです。

 

この英語ネイティブ並みの発音を手に入れる

1日20分のトレーニング方法については、

具体的なメソッドが書かれたテキストがあります。

 

それは、上川一秋先生の「英語喉」です。

(そのまんまですね(笑))

 

 

この本は、2007年に発売され、

未だに売れ続けているロングセラーでもあります。

 

50レッスンあり、これを1日20分こなしていくだけで

英語ネイティブの発音を手に入れることができます。

 

興味がおありでしたら

是非、試してみてくださいね!

 

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【参考文献】

英語喉 50のメソッド(上川一秋著)三修社