本日は基本動詞である
getのイメージ、使い方について
お話したいと思います。
getと言うと
学校では「~を得る」
と習ったかと思いますが
実は様々な意味があります。
例えば、
“I got coffee.”(コーヒーを買った)
“I will get a book at the library.”(図書館で本を借りるよ)
“I got a letter from him.”(彼から手紙を受け取った)
と言ったように、事例を挙げていくと
ものすごい数の日本語に置き換えられます。
でも「getの用法、20選紹介!」
と言われても気が滅入ってきますよね。
これらを一個ずつ全部覚えていくのは
大変な労力がかかり、得策ではありません。
そこでgetのコアイメージを押さえ、
使い方を理解し、
いくつかのパターンを口頭練習していくことで
効率よくgetをマスターしていただきたいと思います。
なお、今日の記事は
これらの書籍を参考に作成しています。
getのコアイメージ
始めに、getのイメージは何か?
getというのは、端的に言うと、
「無い状態から」から「有る状態になる」
下の絵のようなイメージですね。
上の絵は、帽子が無い状態から、有る状態になる。
無い状態から、有る状態になると言われると、
じゃあ、「何でもいいの?」と思われるかもしれません。
そうなんです、何でも良いのです。
たくさんの動詞の代わりに使える万能動詞であり、
オールマイティカードのような美味しさがあります。
モノだけでなく、例えば、心の変化もgetで表すことができます。
“I got sick.”(気分が悪くなった)
「悪い気分」がない状態から、「悪い気分」がある状態になったということです。
他にも、状況、シチュエーションを表すことができます。
“I got married.”(結婚しました)
「結婚していない状態」から、「結婚している状態」になったということです。
“I’ll get there.”(そこへ行くよ)
「そこにいない状態」から(移動して)「そこにいる状態」になったということです。
getのコンセプトを理解すると、
スピーキングがスムーズになります。
なぜなら、言おうとした動詞が思いつかないとき、
get + 英単語
で、言いたいことを伝えることができるからです。
これは、こちらのhaveのイメージの記事でも触れていますが、
「モノ」だけにとどまらないということになります。
ここまでの説明で、getのコアイメージはお分かりいただけると思いますが、
では、学校で習ったSVOO(人に~を与える)や使役動詞などはどのように理解したらよいか。
説明していきましょう。
get、SVOO(人に~を与える)のコアイメージ
ひとつ例文をあげます。
I’ll get you something to drink.(何か飲む物をあなたに取ってきてあげよう)
第4文型SVOOと習っていると思いますが、
実はこれも、考え方は同じです。
あなたが「何も飲み物を持っていない状態」から「何か飲み物を持っている状態」にしてあげましょう、と言っているのです。
なので、
I’ll get you (have) something to drink.
haveを加え、下線部分の状態を生み出した、という説明ができます。
(文法的にはhaveは入れられませんが(^-^;)
get、SVOC(OをCにする)のコアイメージ
次は、第5文型SVOCですが、これも例文をあげます。
I must get supper ready.(夕食の準備をしなくちゃ)
先ほどと同様、無い状態を有る状態に変えるという発想で解釈します。
すなわち、「夕食が準備できていない状態」から「夕食が準備できている状態」に変えるということです。
なので、
I must get supper (is) ready.
isを加え、下線部分の状態を生み出した、という説明ができます。
(文法的にはisは入れられませんが(^-^;)
使役動詞 get(人に~させる)のコアイメージ
使役動詞のgetも同じ発想で解釈可能です。
I’ll get him to repair the laptop.(彼にそのノートパソコンを修理させよう)
「彼がノートパソコンを修理していない状態」から「彼がノートパソコンを修理した状態」に変えようということです。
get+前置詞(副詞)のコアイメージ
ここまでの説明でお分かりいただけたと思いますが、getは「無い状態」から「有る状態」に変わるということですから、get+前置詞(副詞)もまったく同じ発想で解釈可能です。
get in (inの状態になる) 例:中に入る
get on(onの状態になる) 例:乗り物に乗る
get back (backの状態になる) 例:家に戻る
get off(offの状態になる) 例:離れる
これらはあくまで一例ですが、感覚で掴んでいけると思います。
getのイメージを瞬間英作文方式で練習しよう
以上、getのイメージを説明してきましたが
今申し上げてきた話を理解しただけで
実際の会話で使えるように
ならなければもったいないわけです。
そこで、getの練習をできるワークを10個用意しました。
具体的には
イメージを見て、日本語の音声を聞いて
3秒以内にパッと
getを使った英文が出せるかどうか。
これらをクイズ感覚でやっていただきたいと思います。
基本動詞getの感覚が掴めるようになるまで
練習をしてみてください(^^
いかがでしたか?
本日は基本動詞である
getのイメージ、使い方というテーマでお届けしました。
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