
単語やフレーズは覚えた。でも、自分が言いたいことを言えない。
そんな悩みを持つ人におすすめなのが「型(パターン)を覚えること」。
特に日常英会話では、よく使われる表現やフレーズが大体決まっています。
そのため、型(パターン)を覚えておけばその後に続く動詞や名詞などを置き換えるだけで、表現の幅がぐんと広がるのです。
つまり、自分の言いたいことを瞬時に英作文して話す力がつくのです。
『ネイティブなら12歳までに覚える80パターンで英語が止まらない!』(塚本亮著、高橋書店)の前書きより
本書では穴埋め英作文トレーニングが掲載されていますが、より実践的に瞬間英作文方式で練習できる動画を作成してみました。 スピーキング力アップの練習用としてぜひご活用ください(^^
Can I …?(~してもいいですか?)
ポイント
・許可を取る型(パターン)
・Canには、~できる、~であり得る、~してもよい
・CanとMayの違い…CanよりもMayの方がフォーマル。
Thank you for …(~をありがとうございます。)
ポイント
・シンプルに感謝を伝える型(パターン)
・友達や同僚などにはThanks for ~を使おう
Don’t be …(~にならないで)
ポイント
・~にならないで、という型(パターン)
・文法的には命令形ですが、実際は、~にならないで、と気軽なニュアンスで使う。
・Not be …は誤り。必ず、Don’tを使います。
Let’s not …(~するのはやめておこう。)
ポイント
・そもそもLet’sは、let usの短縮形。usがあるので、「一緒に」という意味が含まれます。
・Don’tとの違い。Let’s notの方が提案のニュアンスが強く、Don’tは忠告に近いニュアンスが出る。
I’m going to …(…するつもりです。)
ポイント
・すでに決まっている未来を話す型(パターン)
・toの後は動詞の原形が来る。
・「will」は話の流れで今決めた未来のニュアンス、「be going to~」はすでに確定している未来。
Where can I …?(どこで…できますか?)
ポイント
Where can I~?への答え方
外国人観光客から場所を尋ねられた時、答え方を知っておくと便利です。
・Go straight until you reach the hospital.
病院につくまでまっすぐ行って下さい。
・Go past a bakery.
パン屋を通り過ぎてください。
・Turn right at the police station.
交番を右に曲がってください。
・It’s across from the bank.
銀行の向かい側にあります。
・It’s next to the post office.
郵便局の隣にあります。
・It’s next to the post office.
郵便局の隣にあります。
・It’s in front of a cafe.
カフェの前にあります。
・It’s behind that park.
あの公園の裏側にあります。
I’d like to …(…をしたいです。)
ポイント
・「…したいです」と丁寧に願望を伝える型(パターン)
・I would like toの短縮形
・I want toは、「それがしたい」という願望を口にする直接的な表現、婉曲的なのが、I would like to
Did I …?(…してしまった?)
意図していなかったことや身に覚えがないことを確かめるのがDid I…?です。
How was … ?(…はどうでしたか?)
終わったことについて「どうだった?」と聞くときに尋ねる型。
何を質問しているか明確なときは、How was it?とシンプルに聞くこともあります。
Let me … (…させてください。)
~させてください、と相手に気軽に提案する型(パターン)
meをherやhimに変えてアレンジができる
Let me … の後は、動詞以外も使える
例:Let me in.(中に入れて)
Let me out.(外に出させて)
Let me through.(通してください)
Don’t let me down.(がっかりさせないで)
I need to … (…する必要があります。)
必要があるという型(パターン)
need toとhave toの違いは?
need to 「必要性を感じて」
have to 「外的な圧力や要因によって、それをしなければならないとき」
Is there …? (…はありますか?)
あるかどうかを尋ねる型(パターン)
around here(このあたりに)、near here(この近くに)と一緒に使うことが多い。
「(人)はいますか?」にもなる。
Are you ready?(…(する/の)準備はできていますか?)
準備ができているか尋ねる型
レストランではAre you ready to order?をよく耳にします
Are you readyのあとは、to+動詞、またはfor+名詞
What kind of …? (どんな…?)
どんな種類の…?と質問するときの型
kind of …には、次のような使い方もあります。
1 ちょっと、少し
It’s kind of cold. (ちょっと寒いですね)
2 まあね、そんな感じ
Are you in some kind of trouble?(何か面倒なこと起きたの?)
Kind of.(まあ、そんな感じ)
When can I …?(いつ…できますか?)
「いつ・・・できますか?」と尋ねる型
canを使っているので可能性や許可を表す「・・・できますか?」というニュアンスが込められています。
How can I …?(どうしたら…できますか?)
手段や方法を尋ねる型
お店で耳にするHow can I help you?は、「どのようにお手伝いできますか?」つまり「どのようなご用件でしょうか?」という決まり文句です。
I am sorry for …(…してごめんなさい)
自分がしたことを謝る型
- I’m sorry for disappointing you.
(がっかりさせてごめんなさい)
I’m sorry for my late reply.
(返信が遅くなってごめんなさい)
すでにしてしまったことを謝る型が「I’m sorry for…(してごめんなさい)」です。うしろには「動名詞(-ing形)」か「名詞」がきます。「…していなくてごめんなさい」と言いたいときは、forの後にnotを置きます。
I’m sorry for not telling you sooner.
(もっと早くに言わなくてごめんなさい)
- I’m sorry that…という使い方もある
**I’m sorry that…**の後を「主語」+「動詞」にすることもできます。
I’m sorry that I disappointed you.
(がっかりさせてしまい、ごめんなさい)
- これからのことに断りを入れるときはtoを使う
I’m sorry to rush you.
(急かけてすみません)
I don’t know …(…はわかりません)
1 質問に「わからない」と答える型
I don’t know what to do.
(何をしたらいいかわかりません)
I don’t know if it will rain tomorrow.
(明日、雨が降るかどうかは知りません)
おなじみの I don’t know… 「…はわかりません(知りません)」です。うしろにはwhyやwhat, ifなどと一緒に名詞句や文を置いて使えます。
質問に対して I don’t know. と返すと「質問に興味がない」というニュアンスになり、よい印象を与えません。
2 I’m not sure. との違いは?
I’m sure… は「…であると確信している」という意味です。否定形の I’m not sure… は「…であると確信が持てない」「…であるとはっきりとわからない」という意味になります。
I’m not sure whether he will come.
(彼が来るかどうかは、よくわからない)
I’m not sure they have it.
(彼らがそれを持っているかは、よくわからない)
I don’t know.「わからない」に比べると、「よくわからない」とあいまいなニュアンスになります。そのため、 I don’t know. よりも I’m not sure. を使うほうが、やわらかい印象を与えられます。
~ makes me …(私を…にしてくれます)
1. 「私を…にさせる」と、何かによる自分の状態を表す型
例)It makes me sick.
(それは私を気持ち悪くさせる)
例)It makes me tired.
(それは私を疲れさせる)
「何かが私を…(状態)にする」と言えるのが、 It makes me… です。makeには「つくる」だけでなく、 make + [人] + [形容詞] で「[人]を[形容詞]の状態にする」という意味があります。
2. It(主語)をアレンジしてみよう
It以外の主語(名詞)を置いてアレンジしてみましょう。
例)Her smile makes me happy.
(彼女の笑顔は私を幸せにする)
例)You make me calm.
(君は私をホッとさせてくれる)
3. make + [人] + [動詞] もある
make + [人] + [動詞] の場合、makeは使役動詞と呼ばれ、「[人]に[動詞]させる」という意味になります。
例)This movie made me cry.
(この映画は私を泣かせた)
つまり、「この映画で私は泣いた」と解釈できます。
I will not~(…しません)
1. 「…しません」と意思を表す型
例)I will not do it again.
(二度としません)
例)I will not forget you.
(あなたを忘れない)
「…するよ」と自分の意思を伝えるときにはwillを使います。「…しないよ」と否定の意思を伝えるには、willの否定形will not(短縮形はwon’t)を使います。
2. notをneverにすると、かなり強い意思になる
例)I will never forget you.
(あなたのことは絶対に忘れないよ)
例)I will never forgive you.
(あなたのことを絶対に許さないからね)
neverを使うと「絶対に(決して)…しない」になり、非常に強い意思を示すことができます。
- I will not forgive you.
(私はあなたを許さない) - I will never forgive you.
(私はあなたを絶対に許さない)
It can’t be …(…であるはずがない)
可能性がゼロだと思うときに使える型
It can’t be that bad. (そんなに悪いはずがないよ)
「…の可能性はゼロ」だと思うときに使える型です。
信じられないことを耳にしたときに、It can’t be true. (そんなあり得ないよ)と使えます。
can の否定形、can’t の意味とは?
can’t にはいくつかの意味があります。
(1) 「能力」を否定する
もっともよく使われるのは、I can’t speak French. (フランス語は話せません) のように、「能力」を否定する can’t です。
(2) 「可能性」を否定する
今回の型は、「可能性」の否定として can’t を使っています。この場合、「その可能性はゼロだろう」ということを示す、かなり強い否定 になります。
You must be …(…に違いない)
「絶対…でしょう」と強い確信を表す型
「絶対…でしょう」と、強い確信を表す型が You must be… です。must には「…に違いない」という意味があり、日常的によく使われます。
例)You must be tired.(絶対、疲れたでしょう)
大事なプレゼンが終わった人に対して使えます。
例)You must be sleepy.(絶対、眠いでしょう)
眠そうにしている人に対して使えます。
「疲れたでしょう」「眠いでしょう」は、文脈次第では、気遣いの言葉として使われることも多いです。
初対面の人に声をかけるときにも使える
初めて会う前に、すでにSNSで相手と知り合いだったり、ネット上で相手の顔写真を見て知っていたりする場合も、最近は多いですよね。
いざ、初めて会うときの「ああ、あの人が〇〇さんだ!」にも、今回の型が使えます。
例)You must be Nicole.
(あなたが、ニコールさんね【ニコールさんに違いない】)
Do I have to … ?(…をしなければなりませんか)
1 「…しなければダメ?」と言う型
Do I have to…? は「…しなければなりませんか?」。もう少しだけ甘く言い方をすると「…しなければダメなの?」という意味の型です。
「本当はしたくないけど…」という気持ちが含まれやすいです。
(1) Do I have to…?
例) Do I have to take off my shoes?
(靴を脱がなければなりませんか?)
ルールや取り決めなどによって、靴を脱がなければならないかを確認しています。
(2) Must I…?
例) Must I take off my shoes?
(靴を脱がなければいけませんか?)
ルールや取り決めではないけれど、靴を脱いだほうがよい気がして相手に意見を求めています。
3 Do I have to? だけでも使える
何を指しているかが明確なときは、Do I have to?(やらなきゃいけないの?)だけでも使えます。
例)
A: この書類を提出してくださいね。
B: Oh, do I have to?(え、出さないといけないの?)
Don’t you think … ? (…をだと思いませんか?)
Don’t you think…? は、同意を求めるのに便利な型です。
Don’t you think so? (そう思わない?)
Don’t you think this is too salty?
これ、塩辛すぎると思わない?
↓
同意してほしい
Do you think this is too salty?
これ、塩辛すぎると思う?
↓
意見が欲しい
Don’t you think…?の方が押しつけがましさが出ます。
How often do you think … ? (どれくらい…しますか?)
- どのくらいの頻度で…するかを尋ねる型
「どのくらいの頻度でジムに通っているの?」 「どのくらいの頻度で美容室に行っているの?」など、頻度を尋ねる型です。
文脈次第では、How often? (どのくらい?) だけでも使えます。 - 頻度の答え方を覚えよう
- 毎日 – every day
1日1回 – once a day - 毎月 – every month
1日2回 – twice a day - 毎年 – every year
1日3回 – three times a day※dayをweekに変えて「1週間に1回、2回…」 yearに変えて「1年に1回、2回…」と表現できる。2週間に1回 – once every two weeks
3週間に1回 – once every three weeks
1日おきに – every other day
1週間おきに – every other week
1ヶ月おきに – every other month
1年おきに – every other year
- アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い
アメリカ英語では「オフン」のような発音で、「t」発音しませんが、イギリス英語では「オフトゥゥン」のように「t」を明確に発音します。
I forgot to … (するのを忘れました)
- 行為を忘れたときに使う型
forgetのもっともシンプルな使い方は、forget + [物]です。
I forgot my homework. (宿題を忘れた) のように使います。この場合は、物を忘れたときに使えます。
一方、I forgot to… は「…するのを忘れた」「…し忘れた」と、行為を忘れたときに使える型です。 - forget to… と forget …ing の違い
forgetのうしろはforget to + [動詞] の場合と、forget + [動名詞 (-ing形)] の場合があります。
(1) forget to + [動詞]
例: I forgot to tell him that. (彼にそれを伝えるのを忘れた)
伝えなければいけないのに「伝えることを忘れていた」という意味になります。
(2) forget + [動名詞 (-ing形)]
例: I forgot telling him that. (彼にそれを伝えたことを忘れていた)
「伝えたことを忘れていた」という意味になります。すでに伝えていたことを忘れてしまったのです。
I am looking forward to…(…が楽しみです)
- 楽しみな気持ちを表す型楽しみにしている気持ちを英語でトピックに伝える際です。 例えば、楽しみにしておる旅行に「来週」、会えるのが楽しみで そうと伝えます。I’m looking forward to… の後には「名詞」か「動名詞 (-ing形)」が続くことに注意しましょう。 もしくは [動名詞 + 名詞] が続くことに注意しましょう。
- 週明けからひろしに I’m looking forward to Sunday! (日曜日が楽しみ!)
- 勉強がひろしにくる I’m looking forward to going to LA! (LAに行くのが楽しみ!)
強調したいときは、I’mの後にvery muchを置いてもあります。 I’m very much looking forward to meeting you. (あなたに会うのがとても楽しみ)
- I look forward to… この違いは?現在進行形 I’m looking forward to… たとえばが前の続きがシンプルな形です。現在形 I look forward to… たと、常時おいたフォーマルな印象です。
I must…(…しなければなりません)
1. I must…とI have to…の違い
must と have to、どちらも義務を表す語です。
have to は外部からの指示などの義務を表す場合が多く、一方、must は話し手の意思や避けられない状況での義務を表す場合に使われることが多いです。
- I must study English.
話し手の意思や避けられない状況での「やらなければ」 - I have to study English.
補習を受けなければならない、周りから「やりなさい」と言われている状況での「やらなければ」
2. must not と don’t have to の違いは?
否定形にすると意味がまったく異なることにも注意しておきたいですね。
- 例:
You must not wear a jacket.
(ジャケットを着用してはいけません)→ 禁止 - 例:
You don’t have to wear a jacket.
(ジャケットを着用しなくても結構です)→ 不要
Why don’t you…?(…したらどう?)
提案する型
- Why don’t you…? はアドバイスを含んだ提案をしたいときに使います。口語的な表現なので同僚や友人に使うのに適しています。
Why don’t you…? の直訳は「あなたはなぜ…しないの?」。そこから「なぜしないの? したらいいのに」というニュアンスを含めて、「…してみたらどう?」になります。
例)Why don’t you try this? (これを試してみたらどう?) 直訳の「あなたはなぜこれを試さないの?」から、「これを試してみたらどう?」という意味になります。
- Why don’t we…? に変えると勧誘する型になる
you を we に変えて Why don’t we…? とすると、we (私たち) に対する提案になります。
「私たち (一緒に)…したらどう?」、つまり「(一緒に)…しませんか?」になります。主語が変わると使うシーンが変わるので注意が必要です。
例)Why don’t we go to the cinema this evening?
(今夜、映画を観に行かない?)
例)Why don’t we order pizza today?
(今日はピザを頼まない?)
例)Why don’t we go abroad during summer vacation?
(夏休みに海外に行かない?)
You don’t have to…(…する必要はないです。)
- これまでの経験を尋ねる質問
- 「LAに行ったことはありますか?」など、これまでの経験の有無を尋ねるのが「Have you ever…?」です。
- Have you ever been to LA? (LAに行ったことはありますか?)
- goの過去分詞goneは「行ってしまった(もういない)」という意味なので、beenで「行ったことがある」が表せます。
- 経験の有無を伝える場合文と否定文
- 肯定文
- I have been there once. (そこに一度行ったことがあります)
- 否定文
- I have never met him. (彼に会ったことは一度もありません)
- I have never been there. (そこに行ったことは一度もありません)
- 肯定文
I used to…(かつて~していたものです)
1. 過去を振り返って話す型
① I used to read 10 books every month.
(以前は月に10冊、本を読んでいたものです。)
② I used to fish here. (ここでよく釣りをしたものです。)
③ I used to play water polo when I was young.
(若かった頃は、よく水球をしました。)
過去を振り返って「かつて(昔)は〜だった」という型です。
過去にはしていたけれど、現在はしていないことなどに使います。
2. 自分以外のことにも使える
① There used to be a hospital here.
(昔はここに病院があったのですよ。)
人だけでなく、物についても使うことができます。
3. be used to… との違いに注意しよう
主語と used の間に動詞が入っただけで意味が大きく変わるので注意しましょう。
① I’m used to getting up early.(早起きには慣れています。)
② I am used to speaking in public.
(人前で話すのに慣れています。)
be used to… は、「〜に慣れている」という意味です。
Excuse me, but …(すみませんが、…)
Until when … ? (いつまで…?)
1 その状態がいつまで続くかを尋ねる型
- Until when will you be in Kyoto?
(いつまで京都にいますか?)
「いつまで…(ですか?)」と尋ねるのがUntil when…?です。
そもそもuntilは「…まで(ずっと)」という意味です。例えば、その状態をいつまで続けるのかを尋ねていますよね。いる(will be)状態がいつまで続くのか(until when)ということです。
2 By when…?との違いに注意しよう
Until when…?と混同しやすいのがBy when…?です。byは「…(の時点)までに」という意味です。
- By when should I reply?
(いつまでに返事をすればいいですか?)
「いつまでに…(すべきですか?)」と尋ねたいときです。絶対にUntil when…?と混同しないように、ここで一度だけしっかり注意しましょう。
What do you think of … ? (…をどう思いますか?)
相手に意見を尋ねる型
- What do you think of my new shoes?
(私の新しい靴をどう思う?)What do you think of Japan?
(日本をどう思いますか?)What do you think of… は「…をどう思いますか?」と、相手の意見を求めるときに使います。「of」の後は名詞がきます。
「どう」だけどHowではなくWhatを使う
**「どう思いますか?」**の「どう」という日本語訳につられて、How do you think? と言わないようにしましょう。必ず、whatを使います。
- How do you think? は「どうやって考えているのですか?」という意味です。
過去のことを尋ねるときは?
過去の出来事について意見を尋ねるときは、doを過去形のdidにして**What did you think of…?**と言いましょう。
- What did you think of my presentation?
(私のプレゼンをどう思いましたか?) - What did you think of him?
(彼についてどう思いましたか?)
I wonder …(…なのかな)
1 少し不思議に思うことに使う型
例
- I wonder how old she is.
(彼女って何歳なのかなあ) - I wonder if he will come.
(彼は来るのかなあ)
I wonder…は「…なのだろうか」「…なのかな」と不思議に思う気持ちを伝える型です。
そもそも、wonderは「不思議に思う、驚く」という意味の動詞。
I wonder…の直訳は「…を不思議に思う」です。そこから「…なのかな」になります。
また、I wonder の後には、ifや疑問詞 (why, what, who, where, how など) +【主語】+【動詞】がきます。
2 頼みごとをするときにも使える
丁寧に頼みごとをするときにも、I wonder…は活躍します。
例
- I wonder if you could help me with the project.
(プロジェクトを手伝っていただけないでしょうか)
I wonder if you could…で「…していただけないでしょうか」です。
例
- I was wondering if you could give us some advice.
(私たちにアドバイスをいただけないかと思いまして)
I wonder if を I was wondering if に変えて使うこともよくあります。
I was wondering は過去進行形になっていますが、「今」の頼みごとに使います。
How can you …?(どうしたら…できるの?)
1. 懐疑的や嘲笑的に「どうしたら…できるの?」と尋ねる型
How can you be so relaxed?
(よくそんなにリラックスしていられるね)
直訳は「どうしたらそんなにリラックスできるの?」
How can you say such a thing?
(よくそんなことが言えるね)
直訳は「どうしたらそんなことが言えるの?」
How can you forgive me?
(よく許してくれるね)
直訳は「どうしたら私を許してくれるの?」
How can you…? は、懐疑的・嘲笑的に「どうやって…できるの?」と尋ねる型です。
「よく…できるね」という意味なので、文脈によっては相手に対する批判やいさどおりも感じられます。
2. How can I/we…? にすると
How can I help you?
(どんなご用件でしょうか?)
How can I/we…? は「どのように…できますか?」という意味です。
この表現はお店でよく耳にします。「どうすれば、私はお役に立てますか?」が直訳で、「どのようなご用件でしょうか?」になります。
主語によって意味が変わるので注意しましょう。
It’s too … to ~(…すぎて~できない)
1. 「…すぎて~できません」と言う型
It’s too small to wear.
(小さすぎて着られないよ)
It’s too hot to stay here.
(暑すぎてここにはいられない)
「…すぎて~できない」と言えるのが、It’s too… to ~ です。
2. 「~にはまだ…すぎるよ」にもなる
It’s too early to go to bed.
(寝るにはまだ早すぎるよ)
「~にはまだ…すぎるよ」という意味でも使います。
3. 主語を変えてアレンジしてみよう
You are too young to succeed.
(君は成功するには若すぎる)
This is too cold to drink.
(これは冷たすぎて飲めないよ)
主語を変えて表現の幅を広げてみましょう。
I’ve never …(一度も…したことがない)
1 経験したことがないと伝える型
例:
- I’ve never been here before.
(以前、ここに来たことは一度もありません) - I’ve never eaten this.
(これを食べたことは一度もありません)
「…したことがないんです」と経験したことがないと伝えるときは I’ve never… を使います。I’ve は I have の短縮形です。
生まれたとき(過去の一点)から現在に至るまで、一度もその経験がないということなので、現在完了形を使います。現在完了形は have + [過去分詞] です。
2 not と never の違いは?
(1) never
今回の型のように、「一度も…したことがない」と経験を否定したいのであれば、never を使います。
(2) not
「まだ…していない」と「完了」を否定したいのであれば、not を使います (have not = haven’t)。
例:
- I haven’t finished dinner yet.
(まだ夕食を食べ終えていない)
また、「ずっと…していない」と「継続」を否定したいときも not を使います。
例:
- I have not seen him this week.
(今週、彼を見かけていない)
I’m used to …(することには慣れています)
1 慣れていることを言う型
例:
- I’m used to eating alone.
(1人で食事をすることには慣れていますよ)
「〜には慣れています」と言えるのが I’m used to… です。to の後には [名詞] または [動名詞 (-ing 形)] がきます。
be used to… を使うときと、get used to… を使うときがあり、少しニュアンスが異なります。
(1) be used to…
例:
- I’m used to it. (それに慣れています)
「慣れている」状態を表します。
(2) get used to…
例:
- I’m getting used to it. (それに慣れてきているところです)
2 否定文「まだ慣れていない」
例:
- I’m still not used to it. (まだそれに慣れていません)
否定文では、I’m の後に not を入れます。
still を加えると「まだ」というニュアンスをさらに強調できます。
All you have to do is …(…だけすればよいです。)
1 唯一すべきことを言う型
例:
- All you have to do is write your name here.
(ここに名前を書くだけでいいよ)
All you have to do is… の直訳は、「あなたがしなければならない、すべてのことは…です」。つまり「あなたは…だけすればいい」という意味になります。
All you have to do is… の後は、is の後だから不定詞、と思えている人も多いと思います。しかし、特に会話では、to を省略して、動詞の原形を置いて使うのが日常的になっています。
2 What you have to do is…との違いは?
What you have to do is… は「あなたがしなければいけないことは…です」が直訳。
All you have to do is… は all があるので「…だけすればいい」と、唯一すべき行動を強調していますが、What you have to do is… には「だけ」のニュアンスはありません。他にもやらなければいけないことがありそうです。
As far as I know, …(私の知る限りでは…)
1 断定的に言い切りたくないときの型
断定的な表現を使いたくないときってありますよね。そんなときには、As far as I know, … を使いましょう。
そもそも、as far as… は「…の範囲までは、…に関する限りは」という意味。そのうしろに I know をつけると「私の知る範囲では」、つまり「私の知る限りでは」になります。
必ずしも文章と一緒に使う必要はなく、Yeah, as far as I know. (うん、僕の知る限りではね)だけで使うこともできます。
2 as long as と混同しないように
似たような表現に as long as… があります。as far as… は「範囲」を、as long as… は「条件」を表します。
as long as… で「…する限り」という意味。下の例文を見てみましょう。
例:
- I am happy as long as you are here.
(あなたがここにいる限り、私は幸せだ)
Be careful …(…には気をつけてください)
1 「気をつけて」と注意を促す型
何に気をつけるかわかる状況では Be careful! だけでよいです。
注意する対象を具体的に伝えるときは、次のように言いましょう。
Be careful… でよく使う 2 つ
(1) Be careful + [前置詞]
Be careful of yourself!
(ご自愛ください)
Be careful about your health!
(健康に気をつけて)
Be careful with the lawn mower.
(芝刈り機を大切に扱うように)
Be careful in speech.
(話し方に気をつけて)
(2) Be careful not to + [動詞]
Be careful not to drop it.
(落とさないように気をつけて)
Do you mind …?(…したら気にしますか?)
1 気を遣いながら許可を取る型
気を遣いながら許可を取る型 です。そもそも、mind は「気にする」という意味なので、Do you mind if…? の直訳は「…したら気になりますか?」です。
例:
- Do you mind if I join you?
(ご一緒してもよろしいですか?)
→ 直訳「私がご一緒したら、気になりますか?」
2 答え方に注意しよう
「…したら気にしますか(嫌ですか)?」と尋ねているので、答え方には注意しましょう。
「いいですよ」という意味で Yes, I do. と答えると、反対の意味になってしまいます。
3 さらに丁寧な表現にするなら
Would you mind if…? を使うとさらに丁寧な表現になります。
例:
- Would you mind if I join you?
(私が参加しても構いませんでしょうか?)