こんにちはOSOです。
今日は、OSOの英語学習伴走サービス(英語コーチング)のクライアント様とのセッション内容の紹介です。
※ 本記事は、クライアント様の許可を得たうえで作成しています。
今回は学習開始から1年が経過したクライアント様とのセッションの紹介です。
この方は、誰もが知っている世界的に有名な企業で管理職をなさっています。
もともとは別の英語コーチングスクールに通われていましたが、昨年から私の英語学習伴走サービスを受けてらっしゃいます。
外資系企業でバリバリ働いていて、激務の中でどのような学習をされているのかご紹介しましょう。
【動画はこちらをご覧ください】
試行錯誤しながら定着したビジネス英語の学習メニュー
先週のセッションにおいて実施したメニューは次のとおりです。
学習の目的が「仕事で英語が使えるようになること」なので、素材はビジネス寄りのものを選んでいます。
1 究極のビジネス英語リスニング(Vol.2)
2 初見の動画でレベルチェック(ビジネス関係の動画)
3 瞬間英作文(OSOのオリジナルバージョン340問)
4 ボキャブラリー(ビジネス関係)
大事なのは、それぞれの素材について、どのように取り組んでいくかです。
第二言語習得論に基づき、音声知覚、意味理解、文章化、文法の自動化などを目的意識をもって学習していただきます。
クライアント様には、事前に下の絵を確認いただいて、その学習を何のためにやるのかを意識してもらうということです。
さらに、折に触れては、下の資料をもとに、学習の習慣化についてリマインドします。
各クライアント様にカスタマイズされた「学習メニュー」、そして、「週1回のセッション」をペースメーカーに学習を継続できるようにする。
この二本柱で、英語学習を成功させるべく、日々学習に励んでいただきます。
では、セッションにおいて、1~4についてそれぞれ、どのようにチェックしていくか細かく見ていきましょう。
究極のビジネス英語リスニングで音声知覚、意味理解を鍛える
こちらの書籍はクライアント様のご希望ということもあって採用したテキストになります。
内容はドラマ仕立てで実際のビジネスシーンを想定した会話が展開されます。
毎回のセッションでは1話ごとに確認をしていきます。
具体的には、音声を流して、それにあわせてマンブリングをしていただく。
そして、音声知覚、意味理解がどれくらいできたか確認します。
この週は、第11話「小山弱体化の原因は?」でした。
プレゼンの場面で話すスピードも速いのですが、何度も繰り返し学習をされていて、9割は音声知覚、意味理解をクリアできています。
音声だけで映像がないドラマなので、音だけを頼りにしている分、やっていることのレベルは高いかなと思っています。
実際の音声はこんな感じです。
初見の動画を見て、音声知覚、意味理解のチェック
究極のビジネス英語リスニングの後は、初見の動画を視聴していただきます。
究極のビジネス英語リスニングは、何度も何度も繰り返し反復練習しているので、ある意味、暗記している状態で本当の意味で音声知覚、意味理解がアップしているかを図ることは難しいです。
そのため、初見の動画を字幕なしで観ていただいて、どれくらい音声知覚、意味理解ができるか「理想の状態」と「現在の自分のレベル感」の距離を測るために実施するようにしています。
今回使用した動画は次のものです。
こちら3分半の動画ですが、字幕なしで一気に見ていただきます。
そして、究極のビジネス英語リスニングと同じように、音声知覚、意味理解がどの程度できたか確認します。
このときは特にマンブリングをしていただかず、集中して見ていただくことにしています。
この確認は、普段のリスニングトレーニングで、どれだけスキルアップが図れているのかチェックするものとなっています。
瞬間英作文で「文法の自動化」のスキルアップをチェック
私のコーチングではスピーキング力アップを図る前段階として、瞬間英作文トレーニングを導入しています。
ネット上では、スピーキング力アップに最適という論調も見られますが、若干正確ではないと考えています。
瞬間英作文と言えばこの本。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング、通称「青本」。
勘違いされている方が多いのですが、これを仕上げればスラスラ話せるようになるかと言えば、そうではありません。
著者の森沢洋介先生も次のようにおっしゃっています。
ーーーーー
英語を話すためには、まずは中学英語レベルの基本文型をマスターする必要があります。中学英語レベルの文型ですから頭では理解している人が多いでしょうが、大切なのはこうした文型を用い瞬時に英文を作れることです。本書は理解にとどまっている知識を使えるようにする―すなわち、「わかっていることを」を「できること」にすることに特化したテキストです。
ーーーーー
中学レベルの基本文型、すなわち中学英文法を「知っている」から「使える」にしていくものです。
ある英語スクールでは、そのことを「文法の自動化」と呼んでいます。
この文法の自動化を中学レベルで良いので完成させておくと、本格的にスピーキング練習をするときに楽なんですね。
でもまあ、中学レベルの英文法を使いこなせるようになるだけで、言いたいことは相当スムーズに言えるようになってきます。
このクライアント様におかれては、OSOオリジナルの瞬間英作文340問を実践されています。
毎回のセッションでは、シャッフルした状態で、50問、タイムトライアル方式で実践していただきます。
今回は次の50問でした。
彼女はプロゴルファーとしてみんなに知られています。 |
誰が、そのカスタマーサービスへの連絡方法を知っていますか? |
そのアプリは、データをどれくらい使いますか? |
私は、毎朝、自動販売機で缶コーヒーを買います。 |
私は彼の家でコーヒーを勧められた。 |
百聞は一見にしかず。 |
今日は風が強い。 |
彼女は初めて車を運転した日を決してて忘れないでしょう。 |
あれらは、本物の花ではありません。 |
あれは私の車です。 |
彼がアメリカに行った年は1990年でした。 |
そのノートパソコンを、再起動することが必要です。 |
私が昨日食べたケーキは、とても大きかった。 |
今年のノーベル平和賞を受けたのは誰ですか? |
北岳は、日本で2番目に高い山です。 |
その水筒には、どれくらい水が入っていますか? |
他人をコントロールすることは不可能です。 |
この建物は、あの建物と同じくらい古い。 |
私たちの打ち合わせは何時ですか? |
この部屋は暗い。 |
あれは、遊園地ではありません。 |
この単語の発音の仕方を教えてください。 |
私はサラリーマンです。 |
この箱の中には何がありますか? |
水曜日は彼女がピアノを練習する日です。 |
フィリピンは今何時ですか? |
私は気分が悪くなりました。 |
英会話においては、聞くことは話すことと同じくらい重要です。 |
その子供たちは、公園で遊んでいる間、楽しそうに見えた。 |
その冷蔵庫の中には何がありますか? |
彼女は芸能人です。 |
雨が降りそうですね。 |
明日の夜の予約はできますか? |
その車には、何席ありますか? |
ここにネクタイはありますか? |
私は、その試験に合格するために、英語を一生懸命勉強しています。 |
富士山は日本で一番高い山です。 |
これは、私のノートパソコンではありません。 |
あなたは、私と一緒に映画を見に行く時間はありますか? |
これは、コンビニですか? |
あなたは、何か国語話しますか? |
私はあなたの意図することが分かります。 |
私は、海外旅行をするために、お金を貯めています。 |
麻雀は、もっとも面白いゲームのひとつです。 |
私は、留学することを決めました。 |
私は、電車の切符の買い方を知りたいです。 |
私は、サッカーは、すべてのスポーツで、一番人気があると思います。 |
安全は、もっとも重要です。 |
私をがっかりさせないでください。 |
トイレを使ってもいいですか? |
この週は5分30秒という結果になりました。
このトレーニングを開始した当初は8分32秒でしたが、徐々にタイムを縮められて、今は4分台を狙えるところまできました。
今後は、340問に新たなものをプラスしていきたいと考えています。
ボキャブラリーは暗記アプリ、スプレッドシートで増強していく
ボキャブラリーは、リスニング、スピーキングいずれの土台になるものですので、コーチング開始当初からずっと継続しています。
反復練習あるのみですので、Ankiを活用していただいています。
Ankiを使うのと使わないのとでは、学習効率に雲泥の差が生じます。
スプレッドシートでも構わないのですが、数が増えてきたら、Ankiの活用をぜひおすすめしたいところです。
この週の確認は次の20問です。
control over |
bucket list |
expiration |
in a sense |
float |
Let me bump up this one on top of our email. |
Durable |
competitive |
certain number |
procrastinate |
alongside |
detect |
needless to say |
deduce |
mitigate |
correlation |
subsidy |
respiratory |
tremendous |
Leave it to me! |
これらはクライアント様が自分で必要だと感じたものをスプレッドシートに入れていただき、そこから出題しています。
ご自身が仕事などで必要だと思ったものを中心に学習していただき、余計なものは入れないようにしています。
なぜなら、忙しいビジネスマンの方にとって時間は非常に貴重であり、マニアックで仕事でも使わないような単語を覚えようとするのは非効率的だからです。
上記のメニューを30分のセッションでこなすわけですが、1週間しっかり学習していないとセッションではそれが露呈してしまいます。
なので、クライアント様におかれては、セッションをペースメーカーにして、学習のモチベーションが下がらないように日々取り組んでいただいております。
以上が1週間ごとに行っているセッションの内容です。
もちろん、クライアント様によって内容は変わってきますが、土台となるのは第二言語習得論です。
この理論を土台にして、学習メニューを組んでいきます。
今後も、定期的にセッションの内容を紹介していきたいと思います。
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