【大人の英語やり直し】学習を挫折させずに継続させる思考法|本(教材)買う前に決めておくべきこととは?


「学校出てから久々だけど、

英語学習を再開するか」

 

「娘を英会話スクールに入れるから

親である自分も英会話を勉強しなくちゃ」

 

「会社で英語を話せないとまずい状況になった」

 

など、大人になってから、

英語をやり直す契機は様々と思います。

 

でも、やり始めると分かるのですが、

大人になってからの英語学習で問題なのが、

「時間がない」

これがネックなんです。

 

毎日の仕事、育児、介護などの合間に学習するとなると、

効率性が求められるわけです。

 

 

「大人 英語 やり直し 本」で

グーグル検索すると分かりますが、

ものすごく種類が多すぎて、

何を買えばよいのか分からなくなります。

 

 

例えば、おすすめの参考書50選

とか言われても

せいぜい1日1~3時間しか学習時間が取れない

大人からすると迷惑なだけなんですよね。

 

 

しかも、そういう「おすすめ参考書●選」の

記事がある英語学習サイトって、

「アフィリエイト」狙いだったりして、

商品等の購入の成約をさせることが

目的だったりするんです。

 

(※)「アフィリエイト」とは、
ブログなどに本やアプリの広告を貼って、
訪問者(読者)がその広告をクリックし
本やアプリを購入した際に、
その成果に対して紹介者(アフィリエイター)へ
報酬が支払われる仕組みのことです。

 

紹介している側が、本当に

何十冊も参考書を買っているとは

限らないんです。

 

 

そこで大事になってくるのが、

大人が英語学習をやり直す際には

「やらないこと」を決めることです。

 

なんでこんなことを申し上げるかと言うと、

日本では英会話をやるぞ!ってなると、

やれ、単語帳が大事だ

やれ、英字新聞を読めばいい

やれ、海外ドラマを見るだけでいい

やれ、まずはフォニックスからだ

やれ、TOEICは絶対やった方がいい

やれ、レッスンを毎日受けるのが大事

という風になって、

やるべきことが多すぎて

挫折してしまうのです。

 

1日1~3時間、貴重な時間を

どういう学習に振り分けるのか?

 

「やること」ではなくて、

「やらないこと」を決める。

 

大人が英語をやり直すには、

大人ならではの戦略が必要なのです。

 

 

そこで、本日は、

大人の英語やり直しを実践するにあたり、

「やらないこと」はどのように整理されて

「やるべきこと」はどのように絞り込まれるのか

について説明します。

 

本日の記事の内容を踏まえ学習計画を立てることで

効率よく学習成果を上げられるはずです。

 

 

こちらは動画解説です。

英語をやり直す「目的」をはっきりさせる

 

まず、英語の学習を始める前に

確認しておくべき点があります。

 

それは、英語を学ぶ「目的」です。

 

あなたは何のために

英語学習を始めるのでしょうか?

 

「何となく」だと、

まず継続することは難しいです。

 

 

ある英語スクールの調査では、

社会人になってから英語を学習した経験のある方のうち、

9割が挫折したことがあり、

そのうち、8割が学習開始から3か月以内

挫折しているとのことです。

(ビズメイツ調べ(2021年))

 

そして、

挫折した理由の第1位が

「モチベーションの低下」

です。

 

「目的」をしっかり定めないまま

学習を開始してしまうと

このようなことになってしまうのです。

 

なぜかと言うと、

英語学習は9割が自習とも言われていて、

しかも、ほとんどが地味な作業です。

 

学習途中、停滞期が絶対あって、

そのときに何で英語学習やってるんだろう

と考えてしまう場面が出てくる。

 

そのときに、

英語をやる「目的」がフワフワしていると、

モチベーションを維持できず、すぐに挫折してしまう。

 

そういう恐れがあります。

 

 

日本人で英語学習が成功するタイプは

実は、次の2つのパターンに分かれます。

 

①英語が使えないと会社を首になるとか、

切羽詰まった状況の人

 

②英語を使って「絶対これを達成したい」

という目標があって英語を学ぶ人

 

①のパターンはあまりないと思います。

目指すべきは②のパターンです。

 

 

仮に、資格を取るのであれば、

資格を取って「どうしたいのか?」

まで深堀りして

英語学習をする目的を整理しましょう。

 

例えば、TOEICをやるのであれば、

周りにスゴイと思われるから、とかではなく、

絶対、転職するためにスコアを上げたいとか

しっかりした「目的」を定める必要があります。

 

 

他にも例を挙げると、

 

・趣味のトライアスロンの世界各国の大会に出て、

他国の人とトライアスロンの話で盛り上がりたい。

 

・英語で大好きな「ハリーポッター」を

スムーズに読みこなせるようになりたい。

 

・海外に外国人の親友を作って

ふらっと遊びに行けるようになりたい。

 

・英語で料理を学んでレシピを広めたい。

 

などなど。

 

 

この「目的」というのは、

紙に書くくらいきちんと意識しないと

ぼやけてしまうので気をつけましょう。

 

英語学習を開始するに当たっては、

「自分は英語を習得して、

どうなりたい(どうしたい)のか?」

をよくよくイメージしておくことが必要です。

 

 

英語を学習する目的から逆算して「やらないことを決める」

 

次に、英語を学習する目的が決まったら、

目的達成に向けて必要なスキルが何なのか

整理します。

 

英語をやり直すに当たって、

目的がしっかりしていないと、

「やるべきこと」と「やらないこと」

の取捨選択もできなくなります

 

 

実際にあった話で、

アメリカで就職するために

まず留学をしたい

という相談があったんです。

 

でもなぜかTOEICの問題集に

必死に取り組んでいたんです。

 

アメリカ留学ならTOEFLの学習をしないといけないのですが、

なぜかTOEICも大事だからといって

TOEFLの問題集と並行して学習しようとする。

 

さらに、発音のトレーニング、英字新聞にも

手を出そうとしていました。

 

時間にすごいゆとりがある方ならば別ですが、

最短で欲しい結果を出すためには、

本当に必要なもの以外はやらない勇気が必要です。

 

 

 

あと別の話で、

早くTOEICスコアを上げたい、

と言ったご相談があったんですが、

そのために海外ドラマを視聴している

という方がいました。

 

ビジネス系の海外ドラマだったので、

長い目で行けていけばTOEICにも

良い影響が出るはず。

 

という主張をされていましたが、

とにかくスコアアップしたいということでしたので、

すでに1回は解いていたという

TOEICの公式問題集、模擬試験に

何度も取り組むよう勧めました。

 

 

例えば、英会話学習の目的が

「海外旅行にひとりで行けるようになる」

ですと、

難解な単語帳を買って勉強しても

効率が悪すぎるわけです。

 

海外旅行にひとりで

行けるようになりたいのであれば、

海外旅行で使えるフレーズ集を購入する。

 

 

 

ネイティブの友人が欲しいのであれば、

ネイティブが話すような日常会話を

学べる視聴する海外ドラマや映画を探す。

 

アメリカやカナダの大学留学を目指すなら

TOEFLの問題集を揃える。

 

といった具合です。

 

肝心なのは、目標達成に絶対必要だ

と思った以外のものは、

「一切やらない」ということです。

 

 

なにせ、仕事、育児、介護など

時間がない中で学習するわけですから、

あれもこれもと手を広げるべきではありません。

 

優先順位をつけて、やらないことを決める、

ひとりで海外旅行を楽しめるようになるのが目的なら、

それ用のフレーズ集だけやりこむ。

 

それくらいの割切が必要です。

 

ただ、こちらの記事にも書きましたが、

中学レベルの文法・単語に自信がなければ

そのおさらいをしておく方が先決です。

 

 

やることを絞ったらそれだけに時間を集中投下する

 

自分に一番大事なものを見極め、

それ以外の選択肢を捨て、

自分の時間とエネルギーを

必要なものに集中投下し、

最大限の結果を得るための戦略

を取るべきです。

 

この考え方を「エッセンシャル思考」と呼びます。

 

 

例えば、底が狭い細長い器に水を注ぐようなものです。

 

面積が狭い分、急速に水位が上がるため、

その狭い範囲での成果が急に上がるという

結果につながります。

 

あれも大事、これも大事と

教材を増やし過ぎると、

底の広い大きな器に水を注ぐようなもので

なかなか水位が上がらない。

 

 

なので、

・やるべきことが多いなあぁ

・どれも大事に思えるし、どうしよう?

・全部の学習しないと気が済まない

 

このような思考状態になっている場合は、

一旦、

 

1 英語をやる目的は何なのか?

2 目的から逆算してやることを徹底的に絞る

を整理しておくと良いです。

 

限られた時間をどのように有効に使うべきなのか、

英語学習を始めるとき、

戦略的に進めていってくださいね!

 

 

有名な言葉に

したい人10,000人

始める人100人

続ける人1人

とありますが、

ここまでお読みになったあなたは

「続ける人1人」になることを確信しておりますよ(^^♪

 

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【参考文献】

「レバレッジ英語勉強法」本田直之 (著)  中経出版

「エッセンシャル思考最少の時間で成果を最大にする」エリック・マキューン(著)  かんき出版