
「英単語を覚えるのに時間がかかってしまう」
「英単語を覚えてもすぐに忘れてしまう」
「年齢的にそもそも英単語が覚えられない…」
このように、英単語を覚えるのに
ご苦労なさっている方は非常に多いです。
英語学習においては、
英単語の暗記は避けて通れない道なのですが、
どうやって暗記を効率よく進められるか
様々な手法の説明が書籍、ネット上でなされています。
よくあるのが、
・何度も音声と一緒に声に出して覚えましょう
・すべて例文の中で覚えましょう
・とにかく何度も繰り返しましょう(例:100周)
といった類のものですが、
中には、
・とにかく五感をフル稼働させて覚えましょう
・リズムで覚えましょう
といった、抽象的なものも散見されます。
人間は忘れる生き物ですから
暗記という作業はどうしても必要なのですが、
無思考状態で単に丸暗記しようとしても
効率が悪すぎます。
そこで本日は、
『忘れることがなくなる効率的な英単語の覚え方
どうしても覚えられない人におススメ!』
というテーマでお話をしたいと思います。
実は、英単語を覚える際に、
「あること」を意識して暗記するだけで
格段に定着率がアップするんです。
今日の記事の内容を実践していただければ、
英単語を覚えられないという悩みから解放され、
試験合格、スコアアップだけでなく、
英会話でのスムーズなやりとりが実現していきますので
是非、最後まで読んでみてくださいね!

単語力をガンガンアップさせていきましょう!
こちらは動画解説です。
もっとも採用されている英単語の覚え方(暗記の仕方)
もっとも採用されている英単語の覚え方について、
ひとつ例を挙げてみたいと思います。
“stubborn”という単語を例に取りましょう。
意味は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」です。
この単語を覚える際には、
まず、“stubborn”が「スタボーン」と
発音されることを確認します。
そして、
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
と何度か口で復唱して暗記します。
中には、白紙のノートに
スペルを何度も書いている方も
いらっしゃるかもしれません。
さらに、単語帳にある例文もチェックします。
”The more stubborn you are, the more isolated you become.”
(頑固であればあるほど、あなたは孤立するよ)
この例文を見て、
「なるほど、このような使われ方をするのか。」
と理解します。
そして、何日かしたら、
また改めて確認作業を行います。
以上が、スタンダードな英単語の覚え方だと思います。
もっとも採用されている英単語の覚え方の問題点
話すという観点が抜けている
もっとも採用されている英単語の覚え方で、
まず問題なのが
「話すという観点が抜けている」
ということです。
昔、私が個別に教わった英語堪能な方は、
英単語を見たときのスピードが大事だ
と言っていました。
でもですね、
単語を見て素早く意味がくみ取れるというのは、
英語を読んだり聞いたりするスキルを意味します。
(第二言語習得研究では
「受容スキル」と呼ばれています)
英語をスラスラ話すという観点からは、
実は不十分な覚え方なんです。
後ほど説明しますが、
スピーキングについても考慮した
覚え方が必要です。
例文があるとその解釈に時間がかかる
あともうひとつ言えるのが、
例文の確認に時間が取られ過ぎるということです。
さきほどの“stubborn”(がんこな)の
例文をもう一度見てみましょう。
”The more stubborn you are, the more isolated you become.”
この例文の構造を理解するのに
結構時間がかかりますね。
ましてや、この例文を暗記するのは無理です。
なぜなら、英単語帳は、
短期間内に何周も回さないといけない、
と言われるからです。
矛盾を感じるのは、私だけでしょうか…
日本語で暗記すると記憶に定着しにくい
言葉というのは、ある意味「記号」です。
これまでの単語の暗記だと、
“stubborn”という英語の「記号」と
「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」という
日本語の「記号」を、
頭の中で結び付ける作業です。
もともと受験だとか資格取得が得意な方だと、
「記号」を結び付けるのも苦ではないかもしれませんが、
私のような凡人にはきつい作業です。
仮に暗記できても、
長期記憶として定着する前に
忘れてしまう可能性が高いです。
忘れることがなくなる効率的な英単語の覚え方
英単語は〇〇〇〇を使って覚える
例えば、「ブルー」と聞いたときに、
あなたの頭の中にどういうイメージが湧きますか?
多分、
のようなイメージが、
頭の中に出てきませんでしたか?
「青色」という漢字が
イメージのメインにはなっていないはずです。
実は、このイメージ、または、概念とも言えますが、
英単語については、イメージ(概念)を活用することで
効率的に覚えることが可能になります。
例えば、さきほども例に出した
“stubborn”(がんこな)を覚えるときは、
頭の中で、自分なりに
「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
の概念化(イメージ化)を図ります。
私の場合は、「頑固オヤジ」を連想しました。
でも、これは人によって
イメージは異なりますので、
だったり、
だったりするかもしれません。
もちろん、「オヤジ」である
必要はありません(笑。
話を戻しますと、
“stubborn”という英単語を見たり聞いたりした瞬間に
上記のようなイメージが頭の中に出てくれば、
・がんこな
・強情な
・頑強な
・不屈の
・扱いにくい
といった日本語を一つずつ覚える必要性はなくなるわけです。
具体的な英単語の覚え方
では、どうやって単語を覚えていくのか。
さきほどの“stubborn”(がんこな)と合わせ、
そうですね、例えば、
“sprain”(捻挫する)
“driveway”(私設車道)
という単語を覚えることにしましょう。
まずは、それぞれの単語について、
イメージを作り出します。
上記のように、頭の中で作り出したイメージ(概念)と
英単語を対比させて、
そのイメージ(概念)と「英語のスペル」もしくは「英語の音声」と
結び付ける作業を行います。
例えば、従来の覚え方だと、“driveway”を例に取りますと、
“driveway”は「私設車道」
“driveway”は「私設車道」
“driveway”は「私設車道」
と繰り返し連呼して覚えるわけです。
でも、
「そもそも、私設車道って何なんだ?」
と思われませんか?
(アメリカの家でよく見られる建物・車庫などから
道路までの車道です。)
でも、イメージ(概念)と結び付けておけば、
「私設車道とは、一体なんだっけ??」
という状態に陥らずに済みます。
しかも人間って、
絵や映像だと忘れにくいんですね。
ただ、単語ひとつひとつに対して、
パソコンでイメージ(概念)の画像データを
作るのは得策ではありません。
なぜなら、そんな手間暇かけている時間は
英語学習者には無いからです。
理想は作れるのが一番良いんですけどね。
そこで、単語を覚える作業を行う際は、
イメージ(概念)については、
あくまで頭の中で作っておくに留めて、
下の絵のように実際には日本語を活用します。
ただし、あくまでも、
日本語は、イメージ(概念)を引き出すための
トリガーに過ぎません。
理想は、英単語を覚える作業は、日本語を介さず、
イメージ(概念)と英語だけで完結することです。
この手法なら、
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
「スタボーン」は「がんこな、強情な、頑強な、不屈の、扱いにくい」
・・・・・
のような覚え方より楽だと思いませんか?
英単語やその意味を記録しておくエクセルや紙においては、
「がんこな」、”stubborn”と書いてあるかもしれませんが、
暗記作業の際は、
“stubborn”(スタボーン)は
なのだ、と脳みそにインプット(暗記)していけば良いのです。
イメージ(概念)で覚えると話すのも楽になる
英語を話す際には、イメージ(概念)を出発点にすると、
非常に楽になります。
例えば、
「おまえは、すごい頑固だなぁ。」
言いたいとき、
がんこオヤジのイメージと「スタボーン」が
頭の中で結び付いていれば、
“You are very stubborn.”
と、口からすぐに英語が出てきます。
極端な話、ぶっちゃけ、
スペルを忘れていても会話ができます。
英単語を覚える際には、
読んだり聞いたりすれば足りる単語(受容語彙)かな、と思えば、
『英単語を見て(もしくは聞いて) ⇒ イメージ(日本語は補助的な位置づけ)』
これは英語を話すときに使いたいな(発信語彙)、と思ったら、
『(日本語をトリガーとし)イメージを思い浮かべ ⇒ 英単語』
という順序でインプット(暗記)していきましょう。
英単語をどうしても覚えられない方に必須の暗記アプリ
私なんかもそうですが、
年齢的に暗記がきつくなってきた場合、
実は、紙の単語帳で覚えるのは非常に効率が悪いです。
例えば、1度暗記できても、翌日には
7割近く忘れるという実験データがあるくらいですので。
要は、
紙ベースだと、どれを長期記憶に移行できていて、
どれが短期記憶のままなのか、
こういった整理がまったくできません。
そこで人間の記憶の忘却曲線を考慮し
出題までしてくれる暗記アプリを活用しましょう。
おすすめなのが「Anki」です。
フラッシュカード形式で入力できますので、
受容語彙でよいなら、表面に英語、裏面に日本語、
発信語彙とするなら、表面に日本語、裏面に英語
を入力しましょう。
日本語をトリガーにしてイメージを作りつつ、
暗記アプリで覚える作業を進めれば、
効率良くボキャブラリーを増やしていくことができます。
どうしても覚えられない単語がある場合は、
ぜひ今日ご紹介したやり方で暗記していってくださいね(^^
最後に
難解で抽象的な単語は別として、
普段、会話で使うようなレベルの単語であれば、
自分なりのイメージ(概念)化が可能なはずです。
この手法で単語を覚えていけば、
簡単には忘れにくくなりますし、
英語を話す観点からも効率的に単語力をアップ
させることができますので、
是非、試してみてくださいね!
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