英単語を1,500語覚えても全然英語が話せるようにならなかった理由とは?


「英会話ができるようになるには、まず単語力がないと!」

 

結構昔の話なのですが、人からこのように言われて、

単語をとにかく覚えようとしていた時期がありました。

 

その時は、

「日常会話は1,500語くらいあれば大丈夫」

と言われたため、

本屋さんで市販の単語帳(1,500語)

を購入して単語の勉強に取り組みました。

 

 

しかも、短期で集中して覚えるといいと言われ、

2か月間、集中して学習しました。

(もちろん、英語の「スペル」に「音声」もセットです)

 

 

でも、結果どうなったかというと、

英語がスラスラ話せるようにはなりませんでした

 

アドバイスを下さった方は、

良かれと思って助言してくれたんですけどね。

(何でだろうと不思議がっていました)

 

 

では、なぜ、1,500語をほぼ完璧に覚えても、

英語が口からスラスラ出てこないのか?

 

その理由をズバリ言うと、

「話すための単語力」と

「読んだり聞いたりする単語力」は

全く別物だから

です。

 

実は、単語には、

・パッシブ語彙(パッシブボキャブラリー)

・アクティブ語彙(アクティブボキャブラリー)

の2種類があることをご存知でしょうか?

 

そして、この2種類の語彙が何を意味するのか

正確に理解したうえで

英語を話すための単語力を上げないと、

 

どれだけ覚える単語数を増やそうが

いつまで経っても英語が口からスムーズに

出てくるようにはならないのです。

 

 

そこで、本日は、

『英単語を1,500語覚えても全然英語が

話せるようにならなかった理由』

について解説するとともに、

『パッシブ語彙とアクティブ語彙の違いを

理解することで、本当に使える単語力のつくり方』

について、お話ししたいと思います。

 

本日の記事をお読みになれば、

パッシブ語彙とアクティブ語彙の意味を知ることができ、

英語を話すための単語力とは何なのか

正しくご理解いただけます。

 

これにより、

やみくもに単語帳をこなすことはなくなり、

ご自身で、戦略的に、

真の「単語力アップ」を図れるようになりますので、

OSO

ぜひ今回の記事も最後までご覧になってみてくださいね!

 

単語にはパッシブ語彙とアクティブ語彙の2種類がある

 

パッシブ語彙、アクティブ語彙とは何か?

 

まず、パッシブ語彙とアクティブ語彙の意味を説明します。

 

パッシブ語彙とは、リスニングで聞き取れたり

英文を読んで理解できる語彙です。

(パッシブは”passive”で「受動的」という意味です)

 

一方、アクティブ語彙とは、スムーズに

話したり書いたりできる語彙です。

(アクティブは”active”で「能動的」という意味です)

 

これは、文法事項にも当てはまる話で、

パッシブ文法、アクティブ文法と

呼ぶべきものが存在すると言って良いでしょう。

 

 

アクティブ語彙・文法の力は意外に身についていない現実

 

例えば、次のような日本語を

それぞれ、数秒で英語で言えますでしょうか?

 

1 彼女は、今朝、お母さんと同じくらい早く起きました。

2 私は、以前に、ドイツ語を習ったことがありません。

3 私は、明日、駅前の本屋で雑誌を買うつもりです。

4 彼は、その店で、10年間働いています。

5 あなたは、先週、何冊の本を読むことができましたか?

 

数秒で相手に伝わる英文が思い浮かぶかがポイントです。

 

なぜなら、実際の会話では、

相手もそんなに待ってくれないからです。

 

受験勉強のようなじっくり考える和文英訳作業では

英会話は対応できません。

 

そして、これらの文章は、実は、

中学校2年生の教科書レベルなんですね。

 

2010年代の学習指導要領に基づくと、

英語の教科書で学習する語数は、

中学1,200語、高校1,800語の合計3,000語となっています。

(今はもっと増えています。)

 

ですので、もし、上記の1~5の文章について、

スラスラ英語が口から出てこない場合、

あなたのアクティブ語彙・文法のスキルは、

残念ながら、少なくとも

1,200語レベルに達していない可能性が高い

ということになります。

 

 

英語が口から出てこない場合の単語力のイメージ図

 

高校までの英語の授業で3,000語は学んでいるはずですから、

中学レベルの英文が口からスラスラ出てこない場合、

パッシブ語彙の力とアクティブ語彙の力(※)は

次のような図で表されます。

(※)それぞれ、パッシブ語彙力、アクティブ語彙力と呼ぶことにします。

読んで聞いて理解ができるパッシブ語彙力が3,000語あったとしても、

さきほどの1~5の日本語の文を秒速で英語で言えなければ、

アクティブ語彙力は1,200語もないと言えます。

 

 

次にTOEICスコア600あるけれど、

さきほどの1~5のような日本語について

英語でスラスラ口から出ないケースは

次のような図となります。

TOEICスコア600取るには、

5,000語レベルの単語力が必要と言われていますが、

これはパッシブ語彙力を指しています。

 

 

次に、TOEICスコア860あるけれど、

さきほどの1~5のような日本語について

英語でスラスラ口から出ないケースです。

 

TOEICの実施団体が発表している能力レベルの相関表では、

TOEICスコア860は、

ネイティブスピーカーの域には一歩隔たりがあるとはいえ、

語彙、文法、構文のいずれも正確に把握し、

流暢に駆使する力を持っている。」

とあります。

 

しかし、このケースの語彙力は、

次のような図で表されます。

TOEICスコア860取るには、

10,000語レベルの単語力が必要と言われていますが、

これも同様にパッシブ語彙力を指しています。

 

TOEICスコアが高いのに

話すのが苦手という話を聞くのですが、

それは上記のような語彙力になっているからです。

 

特に、テストに特化した学習をしている方は

このような状況に陥りがちです。

(良い悪いという話ではございません。)

 

 

一方で、私の職場の上司は、

TOEICスコア500台後半にも関わらず(しかも英検を受けたことがない)、

英語で不自由なく仕事をこなしていました。

 

TOEICはすごい苦手だと言っていましたが、

彼の実際の語彙力は、

次のようなイメージ図になります。

TOEICスコア600以上ないので、

パッシブ語彙力は5,000語ないかもしれませんが、

一方で、アクティブ語彙力が高いので

仕事で問題なく対応できます。

 

あくまでイメージ図ではありますが、

それぞれのケースの単語力が

どのように構成されているか

概ね理解できるはずです。

 

 

【まとめ】単語をいくつ暗記しようが覚え方によっては全く話せない

 

ここまでの説明で、

私が英単語を1,500語覚えても

全然英語が話せるようにならなかった理由が

ご理解いただけると思います。

 

それは、英単語帳を使って、

英語のスペルを見て音声を聞いて、

日本語を暗記するという作業をしていたからです。

 

すなわち、パッシブ語彙力を上げる

トレーニングしていなかったということです。

 

このような覚え方では、いつまで経っても

話せるようになりません。

 

 

よく、ウェブ上の英語の語彙力診断テストで

10,000語達成!、とかそういう話を伺うのですが、

「英語のスペル ⇒ 日本語の意味を選ばせる」

という形式のチェックなので、

実は、パッシブ語彙力しか分かりません。

 

従来の英語のスペルを見て意味が分かる

英語の音声を聞いて意味が分かるという学習では

スラスラ話すという観点からは不十分

だということなんですね。

 

なので、あなたが語彙力をアップさせる際は、

是非、このパッシブ語彙力とアクティブ語彙力の

違いに留意してトレーニングしてみてください。

 

これを意識するだけで、

効率よく話す力をアップさせることが

できますので!

 

しかしながら、こんなことを書くと

「アクティブ語彙力はどうやって高めたらよいですか?」

なんてご質問が聞こえてきそうですが、

実は現在、OSOの公式メルマガでは、

アクティブ語彙力をアップさせるための

合理的なトレーニングについて

情報発信をしております。

 

これは、文法についても、

アクティブ文法力とも呼べるスキルを

鍛えられるトレーニングで、

特に、

・最短で英語で言いたいことを言えるようになりたい

・ずっと英会話学習をしているのに上達が実感できない

というお悩みがある方には役に立つ内容ですので、

 

英語を話せるようになりたいと思われる方は、

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