私が紙の英単語帳を捨てて暗記アプリに切り替えた理由
紙の単語帳で学習する時代は終わった?
今日は、「私が紙の英単語帳を捨てて暗記アプリに切り替えた理由」というテーマでお話しします。
アマゾンで試しに「英単語帳」で検索すると、1,000以上の検索結果が出てきます。
次から次に新しい単語帳が発売されるわけですが、私も昔は、本屋に行くたびに新発売の単語帳をチェックしていました。
でも今はもう、単語帳を購入していません。
暗記アプリ「Anki」のみ毎日こなしています。
受験用、英検用、TOEIC用など様々な英単語帳がありますが、今はあまり触れていません。
理由としては2つあります。
①紙の英単語帳だと学習効率が悪い
エビングハウスの忘却曲線という実験データをご存知でしょうか?

端的に申し上げると、復習をしないと覚えたものは忘れてしまいますよ、ということです。
ですから、英単語も覚えた後、何度も復習することが大事です。
その際に、うまく記憶が定着する単語と、何度やってもなかなか覚えられない単語に分かれていきます。
うまく記憶が定着したもの、すなわち長期記憶に移行できた単語については、復習頻度は下げても問題ありません。
一方、何度やっても覚えられないものについては、毎日でも復習すべきです。
紙の単語帳だと、その仕分けが大変なんです。
暗記アプリ「Anki」を使った場合、覚えられたものは出題頻度が下がり、間違えたものは毎日出題されます。

記憶の忘却曲線を考慮したその管理を、すべてアプリがやってくれるのです。
学習者が行うのは、毎日、アプリが出題してくれる問題を解答するだけで、後の管理はアプリにお任せです。
この良さを一度実感してしまうと、もう紙の単語帳に戻ることはできません。
②自分が言いたいことを練習できない
例えば、あるTOEICの単語帳に、
・jeopardy(危険)
・custodian(守衛)
・tenure(在職期間)
のような単語が必須の単語として出てきますが、正直、使ったことはないです。
最近私が受けた英会話レッスンであれば、コロナウイルスとか、ウクライナなどの話で
・vaccination(ワクチン)
・nuclear power plant(原子力発電)
・hay fever(花粉症)
のような単語を使いました。

普段、自分が日本語で話しているようなことをすべて英語に置き換えてみよう、と考えた場合、単語帳は活用しにくいわけです。
つまり、自分が相手と英語でコミュニケーションを取るための学習においては、市販の単語帳では効率が悪すぎるということです。
暗記アプリであれば、自分でデータを入力するという手間はありますが、自分が言いたいこと、もしくは読んだり聞いたりして理解できなかったものを集中的に練習できます。
単語帳は自作した方が、コミュニケーション能力を上げる観点からは良いのです。
実際、Ankiを活用した方が、会話の上達スピードを実感しやすいです。
もちろん、TOEICや英検といった試験を受ける場合は、その試験用の単語帳を使った方が、効率は良いです。
また、小学校、中学校で習うべき基礎的な単語については、しっかり押さえていることが前提となります。
暗記アプリ「Anki」はアンドロイドスマホであれば、すべて「無料」で使うことができます
市販の単語帳を見ていつも思うのは、正直、高いんです。
改訂されるとまた買い直さないといけないですし、、、
一方、暗記アプリ「Anki」は、アンドロイドスマホであれば、すべて「無料」で使うことができます。
(iphone版は買い切りで売っています)
昭和時代よろしく、紙で何周も繰り返すより、これからはITを駆使してスマートに学習する時代だと思うのです。
自分の目的に合わせて、英単語の学習計画をしっかり立てていきましょう。
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