外資系企業のWEB英語試験(スピーキング)で実際に出題された問題を3問ご紹介
もし、あなたが今、英語学習をしているなら、一度は外資系企業を受けてみたいと思ったことはありませんか。
少子高齢化が進む現在の日本の状況を踏まえると、国内の経済規模もシュリンクしていくことが予想されます。
ですので、今後も日本では英語が話せなくても就職に困らないとしても条件はどんどん悪くなっていき、給与面など良い条件の仕事は「英語が話せる」ということがマストになってくるはずです。
せっかく英語学習をしているなら、グローバル化が進む時代、外資系企業にトライするのも、大いにアリなのではないかと思います。
そこで、本日は、実際に私が外資系企業を受けたときに出題された問題をいくつか紹介し、試験がどれくらいのレベル感なのか知っていただけたらと思います。
外資系企業では英語試験をWEBで受験するのがトレンド
外資系企業を受けると、書類選考に通った後、英語の試験を課されることがあります。
最近では、コロナの影響もあり、紙の筆記試験ではなく、WEBですべて完結させることが多いようです。
特に、海外勤務前提となると、現地での試験というのは、ほぼ無いです。
その試験内容は企業によってマチマチですが、文法問題だったり、長文読解だったり、リスニング、スピーキングを問うものだったりします。
中でも、スピーキング問題はあまり馴染みがないと思いますので、3問ほど紹介したいと思います。
これは、面接官との英語面接ではなく、マイクを使ってPC画面に表示された問題(質問文)に英語で回答するというものです。
私の場合、自宅で受験したのですが、不正防止のため、先方にパソコンの画面を共有した形で実施しました。
1問あたりの制限時間もあり、結構、緊張します(汗
あなたが今まで見た映画の中で一番好きな映画はなんですか?また、その理由を教えてください
最初に紹介するのは、「好きな映画」についてです。
考える時間30秒、回答時間60秒。
これは普段から意見を述べるを練習していないと英語で口から出ないと思います。
記憶があいまいなので、日本語で問題文を書いていますが、PC画面に英語の質問が表示され、それに対して、30秒考えて、60秒英語で答えるというものです。
私の場合は、レオナルドディカプリオ主演の「華麗なるギャッツビー」について回答しました。
ストーリーを説明して、理由まではあまり記憶していませんが、不条理な結末に、The life is fragile.とかmind-bogglingとか、そういった表現で感想を述べたような感じです💦
最後は、それでなんとなく、何度も観たくなってしまうんです、といったまとめ方をしました。
世界のビジネスで使われる言語は何が望ましいか?また、その言語を選んだ理由を教えてください
ビジネスの話ですね。
グローバルな企業であれば、いろんな言語が飛び交うわけでして、ビジネスシーンでのコミュニケーションはどの言語が適しているかという質問です。
この問題も、考える時間30秒、回答時間60秒。
質問を見たときに「答えとして英語しかないな」と直感的に思いましたが、理由としては、すでに世界のビジネスシーンでは英語がメインで使わていること、英語は世界的に見ても、習得しやすい部類の言語(日本人からしたら難しいですけれど)といわれていることを述べた記憶があります。
都市に住むのと田舎に住むのとでは、どちらが良いですか?また、その理由を教えてください
この問題も、考える時間30秒、回答時間60秒。
普段から「話す」練習していないと、英語が口から出てこないと思います。
実は、運のよいことに、TOEIC SWのテキストで似たような練習問題があって、過去に練習したことがあった問でした。
なので、これは結構うまく答えることができました。
答えとしては、都市部の方に住むのが好きです、と。
その理由としては、多くの人に出会うチャンスがあること、娯楽施設、イベントも多くあり楽しく過ごせること、病院も多くあり老後の心配が少ないこと、など練習していた内容をそのままアウトプットするだけでした。
外資系企業に受かるには資格試験だけでは不十分
上記のスピーキング問題をご覧になっていただくとわかりますが、TOEIC(LR)のような試験では太刀打ちできるものではありません。
もちろん、書類選考の過程においては、TOEICのスコアや英検などの資格は考慮されるとは思いますが、残念ながら、英語面接で化けの皮が剝がされます。
日本での英語学習は、とかく数値化しやすい試験の攻略に流れる傾向がありますが、将来、外資系企業を考えているのであれば、実際に外国人との会話を想定した実践的な学習に取り組まれることをおススメします。
なお、私が受けた試験はAIにより採点され、即結果がでる仕組みになっていました。
結果は次のとおりでした。

世界共通の語学のガイドラインCEFR(セファール)によるランク分けで「C1」です。
外資系企業においては、CEFR(セファール)でランク●以上必要、と言われることもあります。
参考になれば幸いです。
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