楽天社員が語る「公用語が英語」の現場の実態とは?

楽天社員はTOEIC800が必須だけれど

先日、楽天に勤務している方が書かれた記事を読みまして、興味深い話でしたのでご紹介したいと思います。

今や新卒就職人気企業ランキングでも上位に来る楽天。

社内では「公用語が英語」ということになっています。

TOEICスコアが800ないと昇進ができないし、有無を言わさず減給というシビアな環境です。

そうなると、楽天社員は英語がスラスラ話せて、バリバリ実務を英語でこなしているというイメージが湧くのですが、実態は違うようです。

楽天の英語公用語化は失敗?

記事は、りっきーさんという方がnoteで書かれた「楽天に入社してTOEIC810点取ったけど英会話は全く出来ない話」というものです。

記事によると、日本人の9割近くがTOEIC800をクリアしているそうです。

しかしながら、日常会話レベルですら、こなせる社員は多くなく、その割合は2割もないそうです。

それで、英語での資料作成やメールのやり取りといった業務をどうやってこなすかというと、翻訳機能を使っているそうです。

確かにgoogle翻訳のレベルも上がってますし、今はAI自動翻訳が普及しつつあって、業務上はそんなに困らないのかもしれません。

でも、楽天が目指している方向とは違うような気もします。

記事を書いたりっきーさんの解説では、楽天に入社する社員は、いわゆる高学歴で幾多の受験戦争を乗り越え、テストにめっぽう強く、短期間でTOEICスコアを上げてしまう人ばかりだそうです。

そうなんです、TOEICはある意味、受験英語の延長と言っても過言ではないのですね。

TOEIC LRだけでは英語力は測れない?

問題は指標をTOEICにしていることではないか、と私は考えます。

ただ、TOEICには、LR(リーディング・リスニング)とSW(スピーキング・ライティング)の2種類あるので、SWも採用、昇進の対象に含めれば、状況は変わってくると思います。

2020年度のTOEICの受験者数で言うと、LRは約170万人なのに対し、SWは約3万人です。

日本企業において、採用や昇進にTOEICスコアを求める企業は多くあるのですが、いずれもTOEIC LRです。

楽天以外にも、三菱商事、ソフトバンク、ユニクロ、パナソニックなどなど求めるのは、TOEIC730以上とか800以上とかLRのスコアばかりです。

一方、お隣の韓国では、TOEIC SWの受験者数が日本の10倍というデータがあります。

(ENGLISH JOURNAL ONLINE「900点は取って当たり前?TOEICをめぐる韓国人の熱にやけどしそう」という記事より)

韓国の状況について、上記の記事には次のような記載があります。

大手企業でも、TOEIC SWテストの受験やその点数を人員配置に活用しています。例えば、サムスンではスピーキングテストの評価が7(160~180点)以上でなければ、海外営業要員になれないとのこと。韓国では、TOEICとビジネスとの結びつきが日本以上に強いのです。

今はスピーキング力を測るテストとして、TOEIC SWだけでなく、Versantなんか普及しつつあります。

そういった指標が広まると、楽天のような状況に陥るのは防げるのではないでしょうか。

記事を読んでそんなことを思いました。

 

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