「英語を話せる」の定義によって答えは変わる
本日は、
「1年間留学すれば英語を話せるようになるのだろうか?」
というテーマでお話します。
このテーマについては、
昔から議論がなされていて、
いまだに議論が決着していないように思います。
それで結論を言ってしまうと
答えは「YES」でもあり、「NO」でもあります。
なぜそんなことを言うかと言えば、
「英語を話せる」の定義が
人によって全然違うからです。
ネイティブ並みにペラペラに、
と問われれば、1年では当然無理です。
でも、
外国人と意思疎通をスムーズに出来るようになり
友人を作ったり、雑談を楽しんだりできるという目標であれば、
1年留学すれば余裕で達成できます。
留学しても英語を話せるようになる人とならない人の違い
でもですね、実際に留学しても、
まったく英語が上達しないで帰国する方もいます。
私の友人には何人か留学経験者がいて、
ある程度話せるようになって帰国した友人と
まったく上達せずに帰国した友人とに
分かれたんですね。
そこで、よくよく話を聞くと
非常に興味深いことが分かったんです。
日本出国前は、
TOEFLとかTOEICでそこそこのスコアを取得し、
みんな一様に、ある程度自信をもって留学します。
ところが、現地に行って
まったく話せない、聞き取れないという
問題に全員ぶつかります。
とにかく、早くて聞き取れないと。
試験で学んだ英語だけだど
全然歯が立たないそうです。
そして、話せるようになって帰国した人と
話せないまま帰国した人の間で
その後の行動に違いが生じます。
私が聞いた限りですが、
英語を話せるようになったパターンのひとつは、
毎日、夜な夜なバーに通って、
自分から外国人にどんどん話かけ、
とにかく会話の実践を繰り返していたと。
最初は全く会話が成立しなかったものの
毎日やりとりし続けると、
優しく教えてくれる人も出てきたりして
徐々にスキルが上がっていったそうです。
もうひとつの成功パターンは、
海外ドラマのDVDを買って
学校から帰宅後、毎日寝るまで
ず~っと見続けていたそうです。
日本語字幕は当然なく、
英語字幕を表示させながら何度も何度も見たそうです。
それで徐々に速い会話も理解できるようになって
少しずつ英語を発する練習をして
言いたいことが言えるようになったそうです。
そして一方、英語が上達せずに帰国した人。
うつ気味になって、家に引きこもりがちで
日本人同士でつるむようになっていきます。
そして、理由をつけて
外国人との交流も避け続け
貴重な1年があっという間に
過ぎ去ってしまったようです。
出国前に、彼らの英語力に
そんな差はなかったものの
その後の行動によって
大きく結果が変わっていきました。
留学するなら英語を話せるようになってからがいい
学生さんで良くあるケースが、
1年間休学して、海外の大学に留学する。
そして、英語のスキルをアップさせて
就職活動を有利にしていこう、
そういった狙いがあると思います。
でも、私の学生時代の友人らの話を聞くと、
留学前に、ある程度英語で
外国人とコミュニケーションが
取れるようになっていないと
正直厳しいと感じました。
本来、海外への留学は、
海外に行って英語を学ぶのではなく、
英語で自分の興味ある専攻分野を深める
ことが目的です。
そういった観点で言えば、
1年間留学すれば英語を話せるようになるのだろうか?
という質問もナンセンスな感じがしてきますね(^-^;
あと、海外ドラマを使って
ある程度、英語ができるようになるのであれば、
日本に居ながらでも上達は可能だと言えます。
(留学した本人の前では言えませんが…)
もし、毎日がっつり学習時間を
確保できるのであれば、
言いたいことを英語で言えるようになるために
そんなに長期間は必要としません。
ただ、英語学習はモチベーションの維持が大変です。
大半の方が3か月で挫折する世界でもあります。
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